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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.26 を解説、異形鉄筋のガス圧接

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.26 は、異形鉄筋のガス圧接 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 同径でSD390とSD345の異種を圧接した
  2. 圧接端面間のすき間は2mm以下とした
  3. 中心軸の偏心量は径の1/5以下とした
  4. 径の異なる圧接部のふくらみ径は細い方の1.2倍以上

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

ガス圧接は、同径か呼び名の差が小さい鉄筋どうしで行います。呼び名の差が5mmを超える径違いの鉄筋は圧接できません。これを前提にした選択肢4が誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 同径で種類が異なる鉄筋の圧接は可能で正しい
2 ◯(適当) 圧接端面間すき間2mm以下で正しい
3 ◯(適当) 偏心量は径の1/5以下で正しい
4 ×(最も不適当) 径の異なる鉄筋は圧接してはならない(呼び名の差5mm超は不可)ため、そもそも径違いを前提とする記述が誤り

選択肢4 のポイント(ここが最も不適当)

ガス圧接は、2本の鉄筋の端面を突き合わせ、加熱しながら圧力をかけて一体に接合する方法です。両方の鉄筋が同じように熱せられ、同じように変形することで、健全な接合部ができます。

太さが大きく違う鉄筋どうしだと、加熱や加圧のされ方がそろわず、よい圧接ができません。そのため呼び名の差が5mmを超える鉄筋は、ガス圧接の対象外です。

ふくらみの大きさを論じる以前に、径違いを圧接する前提自体が成り立ちません。これを前提とした問題文が、最も不適当な記述です。

覚え方

  • ガス圧接は径差が大きい鉄筋には不可(呼び名差5mm超は不可)
  • 端面すき間は2mm以下
  • 偏心量は径の1/5以下

一問一答

Q.

呼び名の差が大きく異なる鉄筋はガス圧接できるか。

できません。径差が大きい鉄筋同士の圧接は不適当です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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