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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.46 を解説、事前調査及び準備工事

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.46 は、事前調査及び準備工事 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 根切り計画で地中障害物と土地利用履歴を調査
  2. 山留め壁から掘削深さ相当範囲の既設構造物を調査
  3. 道路境界石は控えをとる代わりにコンクリートで固定した
  4. 鉄骨工事計画で交通規制・埋設物・架空電線等を調査

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

境界石は土地の境界を示す重要な基準で、動くおそれがあるなら事前に位置の控え(測量記録)をとります。

コンクリートで固定すれば控え不要というのは誤りで、万一動いた際に復元できません。

ザックリ言えば、境界石は必ず位置を記録しておく、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 地中障害物・履歴調査で正しい
2 ◯(適当) 近接構造物の調査で正しい
3 ×(最も不適当) 境界石は控え(位置の記録)をとってから扱うべきで、固定で代替すると境界が不明確になり誤り
4 ◯(適当) 鉄骨工事の事前調査で正しい

選択肢3 のポイント(ここが最も不適当)

境界石は、隣地との境界を示す基準点です。山留めの施工などで動くおそれがあるなら、万一ずれても元の位置に戻せるよう、あらかじめ位置を測量して控え(記録)をとっておきます。

コンクリートで固定しても、地盤ごと動けば境界石もずれます。控えがなければ、正しい位置を復元できません。固定は控えの代わりにはならないわけです。

選択肢3は「控えの代わりにコンクリートで固定する」としており、境界が不明確になる危険があります。ここが誤りです。

覚え方

  • 境界石は控え(位置記録)をとる
  • 近接構造物は掘削深さ相当範囲を調査
  • 土地利用履歴も事前調査

一問一答

Q.

境界石が動くおそれがある場合の対応は。

事前に位置の控え(記録)をとります。固定で代替はしません。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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