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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.33を解説、躯体解体工事

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.33 は、RC造建築物の躯体解体工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 圧砕機の地上解体
  2. 階上作業の開口部
  3. 大型ブレーカの後退解体
  4. 外壁の転倒解体工法の幅

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

外壁の転倒解体工法は、壁を内側に倒して壊す方法で、一度に倒す範囲が大きすぎると危険なんです。

選択肢4は、1回の転倒解体部分の幅を「1〜2スパン程度」としていますが、安全上これは過大で誤りです。1回に倒す幅は1スパン以下とし、柱2本を含む程度に抑えるのが正しいんです。倒れる衝撃を制御できる範囲に限定します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 地上圧砕は上階から下階へ全階解体
2 ◯(正しい) 階上作業前にハンドブレーカで開口部
3 ◯(正しい) 大型ブレーカは後退しながら解体
4 ×(誤り) 転倒解体の1回分の幅は1スパン以下(複数スパンは危険)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

転倒解体は外壁を1区画ずつ内側へ倒して解体します。

一度に倒す範囲が大きいと、衝撃や倒れ方の制御が難しくなります。

1回分は1スパン以下・柱2本を含む程度に抑えます。

ザックリ言えば、転倒解体は1スパンずつ、ということです。

覚え方

  • 転倒解体の1回は1スパン以下
  • 地上圧砕は上階から下階へ
  • 大型ブレーカは後退しながら解体

一問一答

Q.

外壁の転倒解体の1回分の幅はどの程度か。

1スパン以下です。大きすぎると危険です。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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