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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.35を解説、シーリング工事

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.35 は、シーリング工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. シリコーン系の付着除去
  2. 水平打継ぎ目地の接着
  3. ALCへのモジュラス
  4. 打継ぎ箇所の位置

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

シリコーン系シーリングは、未硬化のうちに拭こうとすると逆に薄く広がって汚染を広げてしまうことがあるんです。

選択肢1は、付着したシリコーンを「直ちに拭き取った」としていますが、これは誤りとされます。シリコーン系は硬化後に拭き取る・削り取るほうが汚染を広げず確実なんです。すぐ拭くとオイル分が周囲に伸びてしまいます。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) シリコーンが付着したら硬化後に除去する(直ちに拭くと汚染拡大)
2 ◯(正しい) 水平打継ぎ目地は2面接着・変成シリコーン
3 ◯(正しい) ALCには低モジュラスのシーリング材
4 ◯(正しい) 打継ぎは交差部・コーナーを避けそぎ継ぎ

選択肢1のポイント(ここが誤り)

シリコーンは未硬化だと粘着性のオイル分が周囲に伸びやすいです。

直ちに拭くと、かえって汚染範囲を広げることがあります。

硬化後に除去するほうが、被着面を汚さず処理できます。

ザックリ言えば、シリコーンは硬化後に除去、ということです。

覚え方

  • シリコーンの付着は硬化後に除去
  • 水平打継ぎ目地は2面接着
  • ALCには低モジュラス材

一問一答

Q.

付着したシリコーン系シーリングはいつ除去するか。

硬化後に除去します。すぐ拭くと汚染が広がります。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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