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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.43を解説、壁のせっこうボード張り

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.43 は、壁のせっこうボード張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 直張りの仕上がり寸法
  2. 木下地への釘長さ
  3. 接着材の塗付け面積
  4. 接着材を練る量

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

せっこうボードの直張り(GL工法)は、団子状の接着材を下地に付けてボードを押し付ける工法で、接着材は乾く前に張れる範囲だけ塗るんです。

選択肢3は、1回の接着材の塗付け面積を「張り付けるボード2枚分」としていますが、これは広すぎて誤りです。接着材は硬化が早いので、1回の塗付けはボード1枚分とし、塗ったらすぐ張るのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 直張りの仕上がり寸法は9.5mmで20mm・12.5mmで25mm程度
2 ◯(正しい) 木下地はボード厚の3倍程度の釘
3 ×(誤り) 1回の接着材塗付け面積はボード1枚分以下(複数枚分は不可)
4 ◯(正しい) 接着材は1時間以内に使い切る量

選択肢3のポイント(ここが誤り)

GL工法の接着材は塗ってから時間が経つと硬化し、接着力が落ちます。

だから一度に塗るのは、すぐ張れるボード1枚分に限ります。

2枚分塗ると、後の1枚を張る前に硬化してしまい誤りです。

ザックリ言えば、接着材は1回ボード1枚分、ということです。

覚え方

  • 接着材の塗付けは1回ボード1枚分
  • 接着材は1時間以内に使い切る
  • 木下地はボード厚の3倍程度の釘

一問一答

Q.

直張り工法の1回の接着材塗付け面積はボード何枚分か。

1枚分です。2枚分は広すぎます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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