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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.1を解説、換気

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.1 は、換気 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 第3種機械換気方式の用途
  2. 自然換気設備の給気口の高さ
  3. 厨房と浴室の必要換気回数
  4. 換気経路の長さと換気効率

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

換気効率は、給気した新鮮な空気が室内全体を巡って汚染空気を押し出せるかで決まるんです。

選択肢4は、換気経路を短くする方が換気効率はよくなるとしていますが、これは誤りです。経路が短いと給気がそのまま排気へ抜けるショートサーキットが起き、室の奥の汚れた空気が残るので、換気効率はかえって悪くなるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 第3種機械換気方式は自然給気+排気機で、浴室や便所などの局所換気に用いられる
2 ◯(正しい) 自然換気設備の給気口は、調理室等を除き居室の天井高さの1/2以下に設置する
3 ◯(正しい) 営業用厨房は燃焼や臭気があり、窓のない浴室より換気回数を多く必要とする
4 ×(誤り) 経路を短くするとショートサーキットが起き換気効率は悪くなる

選択肢4のポイント(ここが誤り)

換気経路は、給気口と排気口を対角に離して長くとるのが基本です。

経路が短いと給気と排気が近接し、入ったばかりの新鮮な空気がそのまま排気口へ抜けてしまいます。これがショートサーキットです。

ザックリ言えば、給気と排気は遠ざける、これが換気効率の基本ということです。

覚え方

  • 換気経路は対角に離して長くとるのが基本(短いと効率は下がる)
  • 給気口は居室の天井高さの1/2以下に設置
  • 第3種は自然給気+排気機(浴室・便所)

一問一答

Q.

給気口と排気口の換気経路は、長くとるのと短くするのとどちらが換気効率に有利か。

長くとるほうが有利です。短いとショートサーキットで効率が下がります。

平成30年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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