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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.30を解説、高力ボルト接合

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.30 は、高力ボルト接合 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. トルシア形ボルトの長さ
  2. ナット回転法の合格範囲
  3. 摩擦接合面のすべり係数
  4. 1次締付けトルク値

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

ナット回転法の検査は、1次締め後のマーキングを基準に、本締めによるナットの回転量で合否を判定するんです。

選択肢2は、ナット回転法の合格範囲を回転量120°±45°としていますが、これは誤りです。M12〜M24では合格範囲は120°±30°で、±45°では範囲が広すぎるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) M22トルシア形ボルトの長さは締付け長さに35mmを加えた値
2 ×(誤り) ナット回転法の合格は回転量120°±30°(±45°は誤り)
3 ◯(正しい) 摩擦接合面は黒皮除去後に自然発生した赤さびで すべり係数0.45以上を確保
4 ◯(正しい) M22高力ボルトの1次締付けトルクは約150N・m

選択肢2のポイント(ここが誤り)

ナット回転法は、1次締め後にナットと座金にマークを付け、本締めでナットを所定角度だけ回します。

M12〜M24のボルトでは、回転量が120°±30°の範囲に入っていれば合格です。±45°では許容が広すぎます。

ザックリ言えば、回転量120°、許容は±30°、ということです。

覚え方

  • ナット回転法の合格=120°±30°(±45°は誤り)
  • 摩擦面のすべり係数0.45以上
  • M22の1次締付けトルクは約150N・m

一問一答

Q.

ナット回転法の本締め後の合格回転量の範囲は何度か。

120°±30°です。±45°では範囲が広すぎます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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