ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和元年
  5. > No.58 品質管理の用語

令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58を解説、品質管理の用語

令和元年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.58 は、品質管理の用語 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 品質マニュアルの定義
  2. 工程(プロセス)管理の定義
  3. 是正処置の定義
  4. 母集団の大きさ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

是正処置はすでに起きた不適合の原因を除去する処置で、起こりうる不適合への処置は予防処置なんです。

選択肢3は是正処置を起こりうる不適合の原因を除去する処置としていますが、これは予防処置の説明で誤りです。是正処置は検出された不適合(既に起きたもの)の原因を取り除く処置なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 品質マニュアルはマネジメントシステムを規定する文書
2 ◯(正しい) 工程管理は製品特性のばらつきを低減・維持する活動
3 ×(誤り) 是正処置は既に起きた不適合への処置(起こりうるは予防処置)
4 ◯(正しい) 母集団の大きさは含まれるサンプリング単位の数

選択肢3のポイント(ここが誤り)

是正処置は、すでに見つかった不具合の原因を取り除いて再発を防ぐ処置です。

まだ起きていない不具合に備える処置は、是正ではなく予防処置といいます。

ザックリ言えば、是正=起きた後、予防=起きる前、ということです。

覚え方

  • 是正処置=既に起きた不適合への処置
  • 起こりうる不適合への処置=予防処置

一問一答

Q.

是正処置は起きた不適合と起こりうる不適合のどちらへの処置か。

既に起きた不適合への処置です。起こりうるものは予防処置です。

令和元年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>