令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.3 は、音に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 人が聞き取れる音は一般に20Hz〜20kHz程度といわれる |
| 2 | ◯(正しい) | 平行な壁の吸音率が低いとフラッターエコー(鳴き竜)が発生しやすい |
| 3 | ◯(正しい) | 点音源は距離2倍で約6dB低下するので、10m→20mで63→57dBは妥当 |
| 4 | ×(誤り) | 回折は低い周波数ほど起こりやすい(高周波が回折しやすいは誤り) |
回折は波長が大きいほど顕著です。低い周波数は波長が長いため、障害物の裏側まで回り込みます。
逆に高い周波数(短い波長)は直進性が強く、障害物の陰に音が届きにくいんです。だから壁の向こうの話し声は、こもった低い音だけが聞こえやすいわけです。
ザックリ言えば、低い音はよく回り込む、高い音は遮られやすいということです。
低い音と高い音、障害物の裏に回り込みやすいのはどちらか。
低い音です。波長が長く回折しやすいためです。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
回折は、音波が障害物の背後へ回り込む現象です。波長が長い(周波数が低い)音ほど回り込みやすいんです。
選択肢4は高い周波数のほうが回折しやすいとしていますが、これは逆で誤りです。正しくは低い周波数ほど回折しやすいです。