令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.5 は、鉄筋コンクリート構造に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 床スラブは同一階の水平変位を等しく保つ(剛床)役割がある |
| 2 | ×(誤り) | 軸方向力比はFcの1/3以下とする(1/2以下は誤り) |
| 3 | ◯(正しい) | 壁板のせん断補強筋比は各方向それぞれ0.25%以上とする |
| 4 | ◯(正しい) | 梁の貫通孔による低下は、曲げ耐力よりせん断耐力のほうが著しい |
柱に大きな軸力がかかった状態で地震を受けると、粘り強く変形する前に圧壊(脆性破壊)してしまいます。
これを避けるため、短期軸方向力をコンクリート全断面積で割った応力度を、設計基準強度Fcの1/3以下に抑えます。
ザックリ言えば、柱に重さをかけすぎると粘れなくなる、だから上限は3分の1ということです。
柱のじん性確保のため、短期軸方向力を全断面積で除した値の上限は設計基準強度の何分の1か。
1/3以下です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
柱のじん性(粘り)を確保するには、軸方向力の比を抑える必要があります。短期軸方向力を全断面積で除した値は、設計基準強度の1/3以下とするのが基準です。
選択肢2は1/2(12は2分の1の脱字)以下としていますが、これは大きすぎて誤りです。軸力比が大きいと脆性破壊しやすくなるんです。