ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和2年
  5. > No.15 内装材料

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.15を解説、内装材料

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.15 は、内装材料に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 構造用せっこうボードの特徴
  2. ロックウール化粧吸音板
  3. けい酸カルシウム板の原料
  4. 強化せっこうボードの定義

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

強化せっこうボードは、芯のせっこうにガラス繊維などを混入して防火性能を高めたボードです。防水処理を施したものではありません。

選択肢4は強化せっこうボードを防水処理を施したものと説明していますが、これは誤りです。防水処理をしたのはシージングせっこうボードのほうです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 構造用せっこうボードは芯材に無機質繊維を混入しくぎ側面抵抗を強化したもの
2 ◯(正しい) ロックウール化粧吸音板はロックウールを主材料に成形・表面化粧したもの
3 ◯(正しい) けい酸カルシウム板は石灰質・けい酸質原料・繊維等を成形したもの
4 ×(誤り) 強化せっこうボードは芯にガラス繊維を混入し防火性を高めたもの(防水処理は誤り)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

強化せっこうボードは、芯材のせっこうにガラス繊維等を入れて、火災時のひび割れ・脱落を防ぎ、耐火性能を高めたものです。

防水処理を施したのはシージングせっこうボードで、これは別物です。名前が似ているので入れ替えに注意しましょう。

ザックリ言えば、強化=防火(ガラス繊維)、シージング=防水、と覚えるということです。

覚え方

  • 強化せっこうボードはガラス繊維で防火性を強化(防水ではない)
  • 防水はシージングせっこうボード
  • 構造用ボードはくぎ側面抵抗を強化

一問一答

Q.

強化せっこうボードは防水処理を施したボードか。

違います。ガラス繊維等で防火性を高めたボードです。

令和2年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>