ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和2年
  5. > No.47 仮設設備の計画

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.47を解説、仮設設備の計画

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.47 は、仮設設備の計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 給水設備の貯水槽容量
  2. 屋外移動電線のケーブル種別
  3. 男性用大便所の便房数
  4. 作業面の照度

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

屋外で使う移動電線は、損傷に強い丈夫なものが必要です。使用電圧300Vの屋外移動電線には、1種より丈夫なキャブタイヤケーブル(2種以上)を用いるのが原則なんです。

選択肢2は1種キャブタイヤケーブルを使用するとしていますが、これは強度不足で誤りです。屋外300Vには2種以上のキャブタイヤケーブルを使います。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 給水設備は供給量の増減調整のため貯水槽を設けるのは妥当
2 ×(誤り) 屋外300Vの移動電線は2種以上のキャブタイヤケーブル(1種は誤り)
3 ◯(正しい) 男性用大便所は同時就業60人ごとに1個設置する計画は妥当
4 ◯(正しい) 普通作業の作業面照度は150ルクスとする計画は妥当

選択肢2のポイント(ここが誤り)

キャブタイヤケーブルは、移動して使う電線で、種別が上がるほど被覆が丈夫になります。

屋外は雨・摩擦・踏みつけなど過酷な環境なので、1種では損傷しやすく感電・漏電の危険があります。使用電圧300Vの屋外移動電線には2種以上を用います。

ザックリ言えば、屋外の移動電線は丈夫な2種以上、1種では弱いということです。

覚え方

  • 屋外300Vの移動電線は2種以上のキャブタイヤケーブル
  • 男性大便所は60人ごとに1個
  • 普通作業の照度は150ルクス

一問一答

Q.

屋外で使う使用電圧300Vの移動電線は何種のキャブタイヤケーブルを使うか。

2種以上です。1種では強度不足です。

令和2年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>