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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.61を解説、普通コンクリートの試験及び検査

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.61 は、普通コンクリートの試験及び検査に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. スランプ18cmの許容差
  2. 強度判定供試体の採取
  3. 水中養生供試体の判定
  4. 空気量の許容差

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

構造体コンクリート強度の判定に用いる供試体は、品質のばらつきをとらえるため、異なる複数の運搬車から採取します。1台だけでは代表性が確保できないんです。

選択肢2は供試体を複数の運搬車のうち1台から採取したとしていますが、これは誤りです。正しくは3台の運搬車から各1個など、複数台から採取します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) スランプ18cmの許容差は±2.5cmとする
2 ×(誤り) 強度判定供試体は複数の運搬車から採取する(1台からは誤り)
3 ◯(正しい) 平均気温20℃なので水中養生供試体の試験結果で調合管理強度以上を合格とする
4 ◯(正しい) 空気量4.5%の許容差は±1.5%とする

選択肢2のポイント(ここが誤り)

構造体コンクリートの強度は、現場に届く多数の運搬車の品質を代表させて判定します。

1台だけから採ると、たまたまその車の品質に左右されてしまい、全体を代表できません。だから複数台(一般に3台)から1個ずつ採取して試料とします。

ザックリ言えば、強度の供試体はバラして複数台から、1台だけはダメということです。

覚え方

  • 強度判定の供試体は複数の運搬車から採取
  • スランプ18cmの許容差は±2.5cm
  • 空気量4.5%の許容差は±1.5%

一問一答

Q.

構造体コンクリート強度の供試体は何台の運搬車から採取するか。

複数台(一般に3台)から採取します。1台だけではいけません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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