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令和3年度 1級建築施工管理技士 No.25を解説、コンクリートの調合

令和3年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.25 は、コンクリートの調合に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. AE剤等を用いる普通コンクリートの空気量
  2. 構造体強度補正値の定め方
  3. 調合管理強度の構成
  4. 単位セメント量が過小な場合の影響

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

セメントが少なすぎると、コンクリートはやわらかさも失ってしまうんです。

選択肢4は単位セメント量が過小だとワーカビリティーがよくなるとしていますが、実際は悪くなるため誤りです。正しくは過小だと水密性・耐久性も施工性も低下します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) AE剤等を用いる普通コンクリートの空気量は4.5%とする
2 ◯(正しい) 構造体強度補正値はセメント種類と予想平均気温で定める
3 ◯(正しい) 調合管理強度=品質基準強度+構造体強度補正値
4 ×(誤り) 単位セメント量が過小だとワーカビリティーは悪くなるよくなるは誤り

選択肢4のポイント(ここが誤り)

セメントは骨材どうしをつなぐのりの役割をします。単位セメント量が少なすぎると、ペーストが不足してざらついた混ぜにくいコンクリートになります。

その結果、水密性や耐久性が下がるだけでなく、施工性(ワーカビリティー)も悪くなります。問題文は「ワーカビリティーはよくなる」としている点が誤りです。

ザックリ言えば、のりが足りないと混ざりも悪い、ということです。

覚え方

  • セメント過小はワーカビリティーも低下(よくなるは誤り)
  • 調合管理強度=品質基準強度+補正値
  • AE普通コンクリートの空気量は4.5%

一問一答

Q.

単位セメント量が過小だと、ワーカビリティーはどうなるか。

悪くなります。水密性・耐久性も低下します。よくなるわけではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和3年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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