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令和4年度 1級建築施工管理技士 No.12を解説、左官材料とせっこうプラスター

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.12は、左官材料に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. しっくいの硬化性(気硬性)
  2. せっこうプラスターの硬化性と適用場所
  3. セルフレベリング材の組成
  4. ドロマイトプラスターの作業性

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

せっこうプラスターは水と反応して固まる水硬性ですが、湿気や通気不良の場所には適しません。湿気で硬化不良や強度低下を起こすからです。

選択肢2は多湿で通気不良の場所の仕上げに使用としていますが、せっこうは湿気に弱いため誤り、正しくは乾燥した室内に用いるわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) しっくいは消石灰を主結合材とした気硬性材料
2 ×(誤り) せっこうプラスターは水硬性だが多湿・通気不良の場所には不向きそこで使うは誤り
3 ○(正しい) セルフレベリング材はせっこう・セメント組成物に骨材・流動化剤を添加
4 ○(正しい) ドロマイトプラスターは保水性がよくこて塗りしやすい

選択肢2はせっこうプラスターを多湿で通気不良の場所に使うとした点が誤りで、湿気に弱いため乾燥した室内に用います。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

せっこうプラスターは水と反応して固まる水硬性の材料です。ここまでは記述のとおりなんです。

しかしせっこうは硬化後も湿気を吸うと強度が落ち、軟化したり仕上げが劣化したりします。このため多湿で通気の悪い場所には適さず、乾燥した室内の仕上げに用います。

ザックリ言えば、水硬性であることと、湿気の多い場所で使えることは別の話だということです。問題文は湿気の多い場所で使うとしているため誤りなんです。

覚え方

  • せっこうプラスターは多湿・通気不良の場所はNG
  • 水硬性=水で固まる。でも湿気に弱い
  • しっくいは気硬性、ドロマイトプラスターは保水性◎

一問一答

Q.

せっこうプラスターは多湿で通気不良の場所の仕上げに適するか。

湿気に弱く硬化不良や強度低下を起こすため適さず、乾燥した室内に用います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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