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令和4年度 1級建築施工管理技士 No.26を解説、コンクリートの調合と標準偏差

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.26は、コンクリートの調合に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 再生骨材Hの水セメント比上限
  2. 標準偏差の実績がない場合の値
  3. 単位水量の上限
  4. 高強度コンクリートの塩化物量

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

圧縮強度の標準偏差は、工場に実績がない場合2.5N/mm²または調合強度の10%の大きいほうとされ、1.5N/mm²では小さすぎるんです。

選択肢2は実績がない場合の標準偏差を1.5N/mm²としていますが過小で誤り、正しくは2.5N/mm²(または調合強度の10%の大きいほう)を用います。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 再生骨材Hを用いる場合の水セメント比の最大値は60%
2 ×(誤り) 実績がない場合の標準偏差は2.5N/mm²等1.5N/mm²は過小
3 ○(正しい) 単位水量は185kg/m³以下とし、できるだけ小さくする
4 ○(正しい) 高強度コンクリートの塩化物イオン量は0.30kg/m³以下

選択肢2は実績がない場合の圧縮強度の標準偏差を1.5N/mm²とした点が誤りで、正しくは2.5N/mm²(または調合強度の10%の大きいほう)です。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

調合強度を定めるには、品質のばらつきを表す標準偏差を見込む必要があります。ばらつきが大きいほど、目標強度を高めに設定しなければなりません。

その工場に過去の実績データがない場合は、安全側に大きめのばらつきを見込みます。具体的には2.5N/mm²、または調合強度の10%の値のうち大きいほうを標準偏差として用います。

ザックリ言えば、実績がないなら大きめに見込むということです。問題文の1.5N/mm²はばらつきを小さく見積もりすぎており、安全側でないため誤りなんです。

覚え方

  • 実績なしの標準偏差は2.5N/mm²か調合強度の10%の大きいほう
  • 単位水量は185kg/m³以下
  • 実績がないなら安全側に大きく見込む

一問一答

Q.

工場に実績がない場合、圧縮強度の標準偏差はいくつとするか。

2.5N/mm²、または調合強度の10%の値のうち大きいほうを用います。1.5N/mm²では過小です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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