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令和4年度 1級建築施工管理技士 No.43を解説、建設工事の記録と保存

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.43は、建設工事の記録に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 問題を残しそうな施工の記録
  2. 工事写真の有効画素数
  3. 既製杭工事記録の保存
  4. 品質未証明材料の試験記録

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

設計図書で品質が証明されていない材料は、現場に搬入するに試験して確認し、その記録を残すのが原則なんです。搬入後に試験するのでは手遅れになりかねません。

選択肢4は品質未証明材料を搬入後に試験するとしていますが、不良材料を入れてしまうおそれがあり誤り、正しくは搬入前に試験して確認します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 問題を残しそうな施工・材料は集中的に記録を残す
2 ○(正しい) 工事写真は文字や対象が確認できる範囲で有効画素数を設定
3 ○(正しい) 既製杭工事の記録は保存期間を定め当該期間保存する
4 ×(誤り) 品質未証明材料は搬入前に試験する。搬入後に試験は誤り

選択肢4は品質が証明されていない材料を搬入後に試験するとした点が誤りで、不良材料の混入を防ぐため搬入前に試験・確認します。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

設計図書で求める品質が証明されていない材料は、本当にその品質を満たすか確認してから使う必要があります。

確認のタイミングが大事です。現場に搬入する前に試験して合否を確かめれば、不良材料を現場に入れずに済みます。搬入後に試験すると、合格してから入れる管理ができず、不良品が紛れ込むおそれがあります。

ザックリ言えば、確認は搬入前、ということです。問題文は搬入後としており、品質確認の順序として不適当で誤りなんです。

覚え方

  • 品質未証明の材料は搬入前に試験して確認
  • 搬入後の試験では不良混入を防げない
  • 問題を残しそうな施工は集中的に記録

一問一答

Q.

品質が証明されていない材料の試験は搬入前と搬入後のどちらで行うか。

不良材料の混入を防ぐため搬入前に試験して確認します。搬入後では手遅れになりかねません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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