令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.56は、型枠工事に関する問題です。
この問題は施工管理法の応用能力問題で、5つの記述のうち不適当なものを2つ選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 支保工以外の材料の許容応力度は長期と短期の間の値とする |
| 2 | ×(誤り) | 打込み時の鉛直荷重は固定荷重+作業荷重・衝撃を見込む。固定荷重のみは不適当 |
| 3 | ×(誤り) | 支柱脚部は固定し根がらみを取り付ける。省略は不適当 |
| 4 | ○(正しい) | 型枠組立ては下部コンクリートが有害な影響を受けない材齢から開始 |
| 5 | ○(正しい) | 柱型枠は足元を桟木で固定し精度を保持する |
不適当なのは選択肢2と3です。打込み時の鉛直荷重には作業荷重・衝撃も加え、支柱脚部は沈下のおそれがなくても固定と根がらみを行います。
応用能力問題なので、不適当なものを2つ選びます。ここでは選択肢2と3が不適当です。
コンクリート打込み時に型枠へ作用する鉛直荷重は、コンクリートと型枠の固定荷重だけではありません。作業員や打込み機器による作業荷重や打込みの衝撃も加えて設計する必要があります。固定荷重のみとするのは不適当です。
支柱の脚部は、たとえ沈下のおそれが小さくても、ぐらつきや横ずれを防ぐため脚部の固定と根がらみの取付けを行うのが原則です。これを省略するのは不適当です。ザックリ言えば、荷重は作業荷重も見込む・脚部は必ず固める、ということです。
型枠の支柱脚部の固定と根がらみは沈下のおそれがなければ省略してよいか。
ぐらつきや横ずれを防ぐため、沈下のおそれがなくても固定と根がらみを行うのが原則で、省略は不適当です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2・3(正しい2つではなく、不適当な2つが正解)
支保工以外の材料の許容応力度は長期と短期の間の値とし、コンクリート打込み時の鉛直荷重には固定荷重に加え作業荷重・衝撃も見込む必要があるんです。
不適当なのは選択肢2(鉛直荷重を固定荷重のみ)と3(根がらみを省略)です。打込み時は作業荷重等も加える、支柱脚部は固定・根がらみを取り付けるのが正しいわけです。