令和5年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.37は、塗装工事に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りで、中塗り前に研磨紙P220で研磨した |
| 2 | ○(正しい) | 合成樹脂エマルションペイント塗りで、中塗り後に時間を空けて次工程に入った |
| 3 | ×(誤り) | 木材保護塗料を水で希釈して使用した(原液のまま使うのが正しい) |
| 4 | ○(正しい) | 亜鉛めっき鋼面のふっ素樹脂エナメル塗りで、下塗りに変性エポキシ樹脂プライマーを使用した |
選択肢3は、木材保護塗料を水で希釈して使った点が誤りで、正しくは原液のまま、よく攪拌して使用するということです。
木材保護塗料(WP)は、防腐・防虫・防かびの成分を木材の内部にしみ込ませて木を守る塗料です。成分の濃度が性能に直結するため水で希釈してはいけません。原液のまま、沈んだ成分が均一になるようよく攪拌して使うのが正しい手順です。
薄めて塗ると防腐性能が出ず、外部の木製ルーバーやウッドデッキなら数年で傷んでしまいます。正しくは原液のまま使用するということです。
屋外木部に使う木材保護塗料は、水で希釈して使ってよいか。
希釈してはいけません。有効成分を木にしみ込ませる塗料のため、原液のまま、よく攪拌して使用します。
亜鉛めっき鋼面にふっ素樹脂エナメルを塗るとき、下塗りに何を使うか。
密着性の高い変性エポキシ樹脂プライマーを下塗りに使用します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが誤っている記述)
木材保護塗料は、防腐・防虫・防かび成分を木の内部までしみ込ませる塗料なので、原液のまま使うのが原則なんです。水で薄めると有効成分の濃度が落ちて性能が出なくなる、というのが一番引っかかりやすい考え方ですね。