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令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 No.7 を解説、基礎構造

令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.7 は、基礎構造に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. べた基礎の用途
  2. 杭基礎の用途
  3. 異種基礎併用の可否
  4. 直接基礎の底面と凍結深度

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

地面が凍ると土が膨れて基礎を押し上げてしまうんです。だから基礎の底は凍結する深さより下に置きます。

選択肢4は直接基礎の底面を凍結深度より浅くするとしていますが、凍上を避けるため凍結深度より深くする必要があり誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) べた基礎は軟弱地盤で独立基礎の底面が広くなる場合に用いる
2 ○(正しい) 杭基礎は直接基礎で支えられない場合に用いる
3 ○(正しい) 異種基礎の併用はなるべく避ける
4 ×(誤り) 直接基礎の底面は凍結深度より深くする(浅くは誤り)

選択肢4は底面を凍結深度より浅くするとした点が誤りで、凍上を防ぐため深くします。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

寒冷地では、地中の水分が凍って土が膨張する凍上が起こります。これが基礎の下で起きると、基礎が持ち上げられて不同沈下や割れの原因になります。

そのため、直接基礎の底面は地下の凍結深度より深い位置に設けて、凍上の影響を受けないようにします。

ザックリ言えば、基礎底面は凍結深度より深くであって、浅くするのは逆なので誤りということです。

覚え方

  • 直接基礎の底面は凍結深度より深く
  • べた基礎は軟弱地盤向き
  • 異種基礎の併用は避ける

一問一答

Q.

直接基礎の底面は凍結深度に対しどうするか。

凍結深度より深くします。凍上による持ち上げを防ぐためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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