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令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 No.12 を解説、建具の性能試験

令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.12 は、JISに規定する建具の性能試験の性能項目に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 防火性の意味
  2. 面内変形追随性の意味
  3. 水密性の意味
  4. 遮熱性の意味

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが不適当な記述)

熱の移動を抑える性能は断熱性のことなんです。

選択肢4は遮熱性を「熱の移動を抑える程度」と説明していますが、それは断熱性の説明なので誤りです。遮熱性は日射の熱を遮る性能を指します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 防火性は火災時の延焼防止の程度
2 ○(正しい) 面内変形追随性は地震の面内変形に追随する程度
3 ○(正しい) 水密性は風雨による室内側への水の浸入を防ぐ程度
4 ×(誤り) 熱の移動を抑えるのは断熱性遮熱性ではない

選択肢4は遮熱性と断熱性を取り違えた点が誤りで、熱の移動を抑えるのは断熱性です。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

断熱性は、建具を通した熱の移動(伝導・対流・放射)を抑える程度を表す性能です。

遮熱性は、主に日射による熱の侵入を遮る程度を表す性能で、両者は別の項目です。問題文は遮熱性に断熱性の説明を当てています。

ザックリ言えば、熱の移動を抑える=断熱性であって、遮熱性ではないということです。

覚え方

  • 熱の移動を抑える=断熱性
  • 遮熱性=日射熱を遮る性能
  • 水密性=雨水の浸入を防ぐ

一問一答

Q.

熱の移動を抑える程度を表す建具の性能は何か。

断熱性です。遮熱性は日射熱を遮る性能です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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