ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和4年
  5. > No.34 品質管理

令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 No.34 を解説、品質管理

令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.34 は、品質管理に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 工程間検査の目的
  2. 検査重点とプロセス重点のどちらが有効か
  3. 品質管理の定義
  4. 施工の検査に伴う試験

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

品質は、検査でふるい分けるより、作業そのものを正しく行う(プロセス管理)ほうが効果的に確保できるんです。

選択肢2はプロセス管理より試験や検査に重点を置くほうが有効としていますが、逆で誤りです。検査に頼るより工程を作り込むほうが有効です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 工程間検査は次工程に移ってよいか判定するために行う
2 ×(誤り) 品質管理はプロセス管理に重点を置く。検査重点は誤り
3 ○(正しい) 品質管理は施工計画書に基づき合理的・経済的に施工すること
4 ○(正しい) 検査に伴う試験は試験でしか証明できない場合に行う

選択肢2は検査に重点を置くほうが有効とした点が誤りで、プロセス管理に重点を置きます。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

品質を確保するには、できたものを検査で選別するより、作業そのものを適切に行って不良を作り込まないこと(プロセス管理)が大切です。

検査に頼る管理は、不良が出てから見つける後追いになりがちで、手戻りやムダが増えます。工程を作り込むプロセス管理のほうが有効です。

ザックリ言えば、品質はプロセスで作り込むのが有効で、検査重点というのは逆なので誤りということです。

覚え方

  • 品質管理はプロセス管理に重点(検査重点は×)
  • 工程間検査=次工程へ移れるか判定
  • 試験は試験でしか証明できない時に行う

一問一答

Q.

品質管理は検査とプロセス管理のどちらに重点を置くか。

プロセス管理です。作業を正しく行って不良を作り込まないことが有効です。

令和4年 2級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和4年 2級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>