ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和4年
  5. > No.41 ウレタン塗膜防水

令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 No.41 を解説、ウレタンゴム系塗膜防水

令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.41 は、ウレタンゴム系塗膜防水に関する能力問題です。

この問題は能力問題で、4つの記述のうち、不適当なものを2つ選びます。

この問題で問われていること

  1. 入隅・出隅の処理
  2. 防水層の施工順序
  3. 補強布の張り方
  4. 仕上塗料の塗布

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1・3(不適当な2つ)

入隅は丸面、出隅は面取り(直角ではなく45度などに削る)にして、防水層が切れないようにするんです。また補強布は突き付けず、重ねて張ります。

選択肢1は出隅を直角に仕上げていますが面取りが正しく不適当、選択肢3は補強布を突付け張りとしていますが重ね張りが正しいため不適当です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(不適当) 出隅を直角にするのは不適当(面取りする。入隅は丸面)
2 ×(適当) 立上り部、平場部の順に施工するのは適当
3 ○(不適当) 補強布を突付け張りするのは不適当(重ね張りする)
4 ×(適当) 仕上塗料を刷毛とローラーでむらなく塗るのは適当

図はありません。不適当なのは選択肢1と3で、出隅の処理と補強布の張り方が誤りです。

選択肢1・3のポイント(ここが不適当)

選択肢1:塗膜防水の下地は、入隅を丸面(アール)に、出隅を面取り(角を削る)にします。角がとがっていると防水層がそこで薄くなったり切れたりするためです。出隅を直角のままにするのは不適当です。

選択肢3:補強布は、防水層を補強するために伏せ込む布で、継目は突き付けず50mm程度重ねて張ります。突付け張りでは継目で防水層が弱くなります。

ザックリ言えば、出隅は面取り、補強布は重ね張りが正しく、この2つが不適当ということです。

覚え方

  • 入隅は丸面・出隅は面取り
  • 補強布は重ね張り(突付けは不適当)
  • 施工は立上り→平場の順

一問一答

Q.

塗膜防水で補強布の継目はどう張るか。

突き付けず、50mm程度重ねて張ります。

令和4年 2級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和4年 2級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>