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令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 No.24を解説、セルフレベリング材塗りの考え方

令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.24は、セルフレベリング材塗りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 塗厚はどの程度にするか
  2. 流し込み中の通風はどうするか
  3. 冬季の乾燥養生期間はどのくらいか
  4. 打継ぎ部の凸部はどう処理するか

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

「早く乾かすために窓を開けて風を通す」と勘違いしがちなんですが、これは逆効果です。流し込み中から硬化までに風が当たると、表面だけ先に乾いてしわや硬化不良が起きるわけです。だから窓や開口部は閉めて通風を避けるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 流し込みに先立ち下地を調整し、塗厚が10mm程度となるようにする
2 ×(誤り) 流し込み中は通風を避ける。窓や開口部を開放してはいけない
3 ○(正しい) 冬季は外気温が低いため、乾燥養生期間を14日間とする
4 ○(正しい) 打継ぎ部の凸部は、硬化後にサンダーで削り取る

選択肢2は、流し込み作業中に通風のため窓や開口部を開放したとする点が誤りで、硬化までは通風を避けます。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

セルフレベリング材(SL材)は、自身の流動性で水平な面をつくる材料です。

ここに風が当たると、表面の水分だけが急に飛んで、表面にしわができたり、内部が固まる前に表面だけ乾いて硬化不良になったりします。

選択肢2は「流し込み中に通風のため窓や開口部を開放した」としていますが、ここが不適当です。流し込み中から硬化するまでは、通風を避けるのが正しい管理です。

なぜかというと、早く乾かそうと風を通すと、表面だけ先に乾いてしわや硬化不良を招くからなんです。逆効果になっている点がここが誤りということです。

覚え方

  • SL材は風が当たるとしわ・硬化不良→窓は閉めて通風を避ける
  • 塗厚は10mm程度になるよう下地調整
  • 冬季は乾燥養生期間を14日間と長めに取る
  • 打継ぎ部の凸部は硬化後にサンダーで削り取る

一問一答

Q.

セルフレベリング材の流し込み中から硬化までは、通風をどうするか。

通風を避けます。窓や開口部を閉めて、風が当たらないようにします。

Q.

セルフレベリング材に風が当たると、どんな不具合が起きるか。

表面だけが先に乾き、表面のしわや硬化不良が生じます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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