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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.6を解説、色の考え方

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.6は、色に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 明度・彩度の差と視認性の関係
  2. 寒色と暖色のどちらが遠くに感じるか
  3. 補色どうしを並べると鮮やかさはどうなるか
  4. 明度と色の重量感の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

補色の効果が逆に書かれているのが選択肢3です。補色関係の色どうしを並べると、対比によって互いの鮮やかさが強調されて見えるんです。同化してくすむのではありません。赤の隣に緑を置くとお互い目立つ、とイメージすると間違えませんね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 明度や彩度の差が大きいほど視認性は向上する
2 ○(正しい) 寒色は暖色に比べ遠くに感じられる(後退色)
3 ×(誤り) 補色どうしを並べると対比で互いに鮮やかさが強調される
4 ○(正しい) 明度の高い色は軽く、低い色は重く感じられる

選択肢3は、補色どうしを並べると同化して鮮やかさが失われると説明している点が誤りで、実際は対比で互いに鮮やかに見えます。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

カギになるのは、補色対比という現象です。色相環で正反対にある色どうしを隣り合わせると、お互いが引き立ちます。

このとき、彩度が下がってくすむのではなく、逆に鮮やかさが強調されて見えるんです。

選択肢3は「補色を並べると同化して互いの鮮やかさが失われる」としていますが、効果が逆です。補色を並べると対比で互いの鮮やかさが強調されます。

なぜかというと、例えば赤と緑を隣り合わせるとどちらもより鮮やかに目立つからなんです。効果を逆に書いている点がここが誤りということです。

覚え方

  • 補色を並べると対比で互いに鮮やかさが強調される(くすまない)
  • 明度・彩度の差が大きいほど視認性は向上
  • 寒色は後退色(遠く)、暖色は進出色(手前)
  • 明度の高い色は軽く、低い色は重く感じる

一問一答

Q.

補色関係の色どうしを並べると、互いの鮮やかさはどうなるか。

対比によって互いに鮮やかさが強調されて見えます。

Q.

寒色と暖色では、どちらが遠くに感じられるか。

寒色のほうが遠くに感じられます(後退色)。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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