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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.50を解説、特定建設作業の届出

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.50は、騒音規制法に基づく特定建設作業の届出を問う問題です。指定地域内で特定建設作業を伴う工事を行うとき、市町村長へ届け出る書類の中身が問われています。

この問題では、4つの記述のうち、届出書に記入又は添附する必要のないものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 施設又は工作物の種類は記入事項か
  2. 工事の名称・発注者の氏名は記入事項か
  3. 作業場所の付近の見取図は添附書類か
  4. 仮設計画図は記入・添附事項か

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが記入・添附の必要がない書類)

「現場の図面なんだから一通り添えるんでしょ」と勘違いしがちなんです。でも、騒音規制法の届出で求められるのは作業場所の付近の見取図など、騒音の影響範囲を示すための書類であって、施工の段取りを示す仮設計画図は対象外なんです。届出の目的が「周辺への騒音」を確認することだと押さえると、なぜ見取図は要って仮設計画図は要らないのかが見えてきますね。

各選択肢の正誤

選択肢 届出での扱い 解説
1 必要 建設工事の目的に係る施設又は工作物の種類は記入事項
2 必要 工事の名称並びに発注者の氏名又は名称は記入事項
3 必要 特定建設作業の場所の附近の見取図は添附書類
4 不要 仮設計画図は届出書の記入・添附事項に含まれていない

必要のないのは、特定建設作業に係る仮設計画図です。届出の目的は周辺への騒音の確認なので、付近の見取図は要りますが、仮設の段取り図までは求められません。

選択肢4のポイント(ここが答え)

指定地域内で、くい打機やバックホウなど騒音の大きい特定建設作業を伴う工事をするときは、作業開始の7日前までに市町村長へ届け出ます。届出書には工事の名称や発注者、作業の場所や種類、開始と終了の日時、騒音防止の方法などを記入し、作業場所の付近の見取図などを添附します。

選択肢4は「特定建設作業に係る仮設計画図」を記入・添附事項としていますが、これは必要のないものです。仮設計画図は足場や仮囲いなど施工の段取りを示す図面だからです。

なぜかというと、騒音規制法の届出はあくまで周辺環境への騒音の影響を確認するための手続きで、施工の段取りを示す図面は目的とずれているからなんです。仮設計画図を求めている点がここが答えということです。

覚え方

  • 届出で要るのは付近の見取図、要らないのは仮設計画図
  • 施設又は工作物の種類は記入事項
  • 工事の名称・発注者の氏名又は名称は記入事項
  • 作業場所の附近の見取図は添附書類

一問一答

Q.

騒音規制法上、特定建設作業の届出書に、作業場所の附近の見取図を添附する必要はあるか。

付近の見取図を添附する必要があります。周辺への騒音の影響を確認するための資料です。

Q.

特定建設作業に係る仮設計画図は、市町村長への届出書に添附する必要があるか。

添附する必要はありません。仮設計画図は騒音の届出が求める書類ではないからです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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