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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.7 を解説、杭基礎

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.7 は、杭基礎 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 鋼杭は曲げ・引張に優れひび割れによる剛性低下がない
  2. 負の摩擦力は支持杭の方が摩擦杭より大きい
  3. 先端許容応力度は埋込み杭の方が場所打ち杭より大きい
  4. 埋込み杭の中心間隔の最小値は杭径の1.5倍

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

既製杭(埋込み杭)の中心間隔は、最小で杭径の2.0倍以上とするのが一般的です。「1.5倍以上」とした選択肢4が誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 鋼杭の特徴で正しい
2 ◯(適当) 負の摩擦力は支持杭で大きいで正しい
3 ◯(適当) 埋込み杭は先端支持力が高く正しい
4 ×(最も不適当) 埋込み杭の中心間隔最小は杭径の2.0倍以上が一般で、1.5倍は誤り

選択肢4 のポイント(ここが最も不適当)

杭を近づけて打ちすぎると、地中で隣り合う杭の支持力範囲(応力球根)が重なり合い、1本あたりの支持力が落ちます。これを群杭効果といいます。

さらに既製杭の施工では、間隔が近すぎると先に打った杭をずらしたり傷めたりする杭間の干渉も起こります。

こうした理由から、既製杭の中心間隔は最小で杭径の2.0倍以上を確保します。「1.5倍以上でよい」とした問題文が、最も不適当な記述です。

覚え方

  • 埋込み杭の中心間隔の最小は杭径の2.0倍以上
  • 負の摩擦力は支持杭>摩擦杭
  • 場所打ち杭は先端許容応力度が比較的小さい

一問一答

Q.

埋込み杭の中心間隔の最小値は杭径の何倍か。

2.0倍以上が一般的です。1.5倍ではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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