ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成27年
  5. > No.8 荷重及び外力

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.8 を解説、荷重及び外力

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.8 は、荷重及び外力 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 廊下・階段の積載荷重は教室と同じ2300N/m2にできる
  2. 多雪区域外の積雪単位荷重は積雪1cmごとに20N/m2以上
  3. 屋根葺き材の風圧力は平均速度圧×ピーク風力係数
  4. 振動特性係数は固有周期と地盤種別に影響される

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

学校の廊下・玄関・階段は、人が密集して避難するため、教室より大きい積載荷重をとります。「教室と同じ2300N/m2でよい」とした選択肢1が誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) 廊下・階段は人が集中するため積載荷重を教室より割増し(3500N/m2)し、同じにはできない
2 ◯(適当) 積雪単位荷重20N/m2以上で正しい
3 ◯(適当) 屋根葺き材の風圧力算定で正しい
4 ◯(適当) 振動特性係数の説明で正しい

選択肢1 のポイント(ここが最も不適当)

床の積載荷重は、その場所にどれだけ人や物が集中しうるかで決めます。

教室は机と人がほどほどに分散しますが、廊下・玄関・階段は、災害時の避難でいちどに大勢が押し寄せ、人が密集します。だから同じ建物でも、廊下・階段には教室より大きい積載荷重(床用で3500N/m2など)を見込みます。

教室と同じ2300N/m2でよいとした問題文が、最も不適当な記述です。

覚え方

  • 廊下・階段は積載荷重を室本体より割増し(教室と同じにしない)
  • 多雪区域外の積雪単位荷重=1cmあたり20N/m2以上
  • 屋根葺き材風圧力=平均速度圧×ピーク風力係数

一問一答

Q.

教室に連絡する廊下・階段の積載荷重は教室と同じにできるか。

できません。割増した値を用います。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>