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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.28 を解説、コンクリートポンプ工法の打込み

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.28 は、コンクリートポンプ工法の打込み に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 粗骨材最大25mmの普通コンクリートの輸送管は100A以上
  2. ベント管の水平換算長さは実長の倍程度とする
  3. 先送りモルタルは型枠内に打ち込まない
  4. 水平配管は支持台・緩衝材で支持する

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

圧送負荷の算定では、ベント管(曲がり管)やテーパー管は直管より抵抗が大きいため、実長を割り増した水平換算長さを用います。

換算の係数(割り増し方)が実際と合わない記述が誤りとなります。

ザックリ言えば、曲がり管は長めに換算する、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 輸送管呼び寸法100A以上で正しい
2 ×(最も不適当) ベント管(曲がり管)の水平換算長さは実長より長く換算する必要があり、係数の扱いに誤りがある
3 ◯(適当) 先送りモルタルを打ち込まないで正しい
4 ◯(適当) 水平配管の支持で正しい

選択肢2 のポイント(ここが最も不適当)

コンクリートをポンプで押し出すとき、管の中では流れの抵抗が生まれます。圧送計画では、この抵抗を「直管なら何メートル分か」に置き換えて圧送負荷を見積もります。これが水平換算長さです。

ベント管(曲がり管)は、コンクリートが向きを変える分だけ抵抗が大きく、同じ長さの直管よりずっと負荷がかかります。そのため換算長さは、曲がりの角度や半径に応じた値を表から読み取って決めます。

選択肢2の「実長の倍とする」は、曲がりの抵抗を一律の倍率で片づけてしまう点が誤りです。曲がりが急なほど抵抗は増える、と考えてみましょう。

覚え方

  • ベント管は実長を割り増して水平換算
  • 輸送管は粗骨材25mmで100A以上
  • 先送りモルタルは型枠内に打ち込まない

一問一答

Q.

ベント管の圧送負荷は直管と比べどう扱うか。

実長を割り増した水平換算長さで扱います。曲がりで抵抗が増えるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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