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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.29 を解説、コンクリートの養生

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.29 は、コンクリートの養生 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 柱せき板の最小存置は圧縮強度3N/mm2到達まで
  2. 湿潤養生は凝結終了後に連続散水で行う
  3. 普通ポルトランド打込み後5日間は振動等を避け養生
  4. 膜養生剤はブリーディング終了後に塗布

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

柱・壁・梁側面など鉛直のせき板は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上になってから取り外せます。

3N/mm2では早すぎます。記述が誤りです。

ザックリ言えば、縦のせき板は5N/mm2以上で外す、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) 柱・壁のせき板存置は圧縮強度5N/mm2以上が必要で、3N/mm2は不足し誤り
2 ◯(適当) 湿潤養生の時期で正しい
3 ◯(適当) 打込み後の振動防止養生で正しい
4 ◯(適当) 膜養生剤の塗布時期で正しい

選択肢1 のポイント(ここが最も不適当)

せき板は、固まる前のコンクリートを受け止める型枠です。外してよいのは、コンクリートが自分の形を保ち、脱型の衝撃で表面が欠けない強度に達してからです。

柱・壁・梁側面のような鉛直のせき板は、上からの重みを直接は受けません。そのため圧縮強度が5N/mm2以上あれば、角を傷めずに取り外せます。スラブ下や梁下の水平のせき板より早く外せるのはこのためです。

選択肢1の3N/mm2では、まだ表面がもろく、脱型で角が欠けたり締固め不足の部分が現れたりします。鉛直せき板は5N/mm2以上、と覚えてみましょう。

覚え方

  • 柱・壁のせき板存置は圧縮強度5N/mm2以上
  • 湿潤養生は凝結終了後に散水
  • 膜養生剤はブリーディング終了後

一問一答

Q.

柱のせき板を外せる圧縮強度の目安は。

5N/mm2以上です。3N/mm2では不足します。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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