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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.41 を解説、コンクリート素地面の塗装工事

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.41 は、コンクリート素地面の塗装工事 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 多彩模様塗料の上塗りは希釈せず軽く混ぜて使用
  2. ふっ素樹脂エナメルの工程間隔は20度で24時間
  3. アクリル非水分散形は下中上同一材料で各0.10kg/m2
  4. 合成樹脂エマルションペイントの水がかり部は塗料を1種とした

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

合成樹脂エマルションペイント(EP)は屋内のボード等向けで、水がかり部・屋外には耐水性が不足します。

水がかり部にはNADや他の耐水塗料を使います。EPを水がかりに用いる記述が誤りです。

ザックリ言えば、エマルションペイントは水に弱い、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 多彩模様塗料の扱いで正しい
2 ◯(適当) ふっ素樹脂の工程間隔で正しい
3 ◯(適当) アクリル非水分散形の塗付け量で正しい
4 ×(最も不適当) 合成樹脂エマルションペイントは水がかり部には不向き(耐水性が劣る)で、屋外・水がかりには適さず誤り

選択肢4 のポイント(ここが最も不適当)

合成樹脂エマルションペイントは、水に樹脂の粒を分散させた塗料です。乾くと水が抜けて粒どうしが融着し塗膜になりますが、もともと水になじむ性質が残るため、長く水にさらされると膨れたり軟らかくなったりします。

つまり耐水性が低く、水がかり部や屋外には向きません。こうした場所には、非水分散形塗料(NAD)など耐水性の高い塗料を使います。

選択肢4は水がかり部にエマルションペイントを使うとしており、耐水性が不足します。ここが誤りです。

覚え方

  • 合成樹脂エマルションペイントは水がかり部に不向き
  • 多彩模様の上塗りは希釈しない
  • アクリル非水分散形は各層0.10kg/m2

一問一答

Q.

合成樹脂エマルションペイントは水がかり部に使えるか。

使えません。耐水性が不足します。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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