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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.52 を解説、計画の届出(労働安全衛生法)

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.52 は、計画の届出(労働安全衛生法) に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 組立から解体まで90日の張出し足場の設置
  2. 高さ7mの移動式足場(ローリングタワー)の設置
  3. 延べ10000m2・高さ13mの工場の解体の仕事
  4. 高さ9mの手すり先行工法の枠組足場の設置

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

足場(つり足場・張出し足場・高さ10m以上の足場)で、組立から解体までが60日以上のものは、労基署長への設置届が必要です。

選択肢1は張出し足場で90日(60日以上)なので届出が必要です。

ザックリ言えば、張出し足場で60日以上なら届出、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 張出し足場で60日以上設置するものは設置届の対象で、90日のこれが届出を要する(正答)
2 ◯(正しい) 移動式足場は届出対象外
3 ◯(正しい) 解体の仕事は規模により計画届対象だが本肢は該当要件を満たさない
4 ◯(正しい) 枠組足場も60日未満等で本肢は届出不要

選択肢1 のポイント(ここが誤り)

足場の設置には、種類と設置期間によって労働基準監督署長への届出(設置の30日前まで)が必要です。対象は、つり足場・張出し足場、または高さ10m以上の足場で、組立てから解体までが60日以上のものです。

選択肢1は張出し足場で、設置期間が90日です。張出し足場は高さによらず対象で、しかも60日以上なので届出が必要になります。これが「届出を要するもの」です。

ほかの肢は、移動式足場(対象外)、規模要件を満たさない解体、高さ10m未満の枠組足場で、いずれも届出は要りません。張出し足場で60日以上なら届出、と押さえてみましょう。

覚え方

  • 足場の設置届はつり・張出し・高さ10m以上で60日以上
  • 移動式足場(ローリングタワー)は届出不要
  • 届出先は所轄労働基準監督署長

一問一答

Q.

張出し足場が何日以上設置されると届出が必要か。

60日以上です。90日の張出し足場は届出対象です。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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