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平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.55 を解説、鉄骨工事の作業能率

平成27年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.55 は、鉄骨工事の作業能率 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. トラッククレーンの建方は1台1日70〜80ピース
  2. トルシア形高力ボルトは1人組で1日450〜700本
  3. 現場溶接はボックス柱・梁で1人1日の能率
  4. タワークレーンのクライミングは1回1.5日

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

鉄骨建方の取り付けピース数は、1台1日で見込める能率に限りがあり、70〜80ピースは過大な見積りです。

所要工期算出では現実的な能率(より少ない値)を用います。記述の数値が過大で誤りです。

ザックリ言えば、建方ピース数は欲張らない見積りにする、ということです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) トラッククレーンによる建方の取り付けは1日あたりもっと少ない(数十ピース程度で70〜80は過大)能率で、数値が過大で誤り
2 ◯(適当) 高力ボルト締付け能率で妥当
3 ◯(適当) 現場溶接の能率で妥当
4 ◯(適当) タワークレーンのクライミング日数で妥当

選択肢1 のポイント(ここが最も不適当)

所要工期を見積もるときは、各作業の1日あたりの能率を、現実的に達成できる値で見込みます。能率を高く見積もりすぎると、計画工期が実際より短く出てしまい、工程が破綻します。

トラッククレーンによる鉄骨建方の取付けは、1台1日でおおむね数十ピース程度が目安です。70〜80ピースは見込みすぎです。

選択肢1はこの能率を過大に見積もっており、工期算出の前提として誤りです。能率は欲張らずに見積もる、と押さえてみましょう。

覚え方

  • 建方の取り付けピース数の見積りは過大にしない
  • 高力ボルトは1人組1日450〜700本
  • タワークレーンのクライミングは1回1.5日

一問一答

Q.

鉄骨建方の取り付けピース数の見積りで注意することは。

現実的な能率にとどめ、過大に見積らないことです。

平成27年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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