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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.30を解説、高力ボルト接合

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.30 は、高力ボルト接合に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. M22トルシア形ボルトの長さ
  2. 締付け後余長の検査
  3. M24の1次締付けトルク
  4. 勾配座金の使用

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

高力ボルトの長さは、締め付ける板厚(締付け長さ)に、ナットからの余長分を足して決めるんです。

選択肢1は、M22のトルシア形高力ボルトの長さを締付け長さに25mmを加えた値を標準としていますが、これは誤りです。M22では締付け長さに30mmを加えるのが標準値です。径ごとに加える値が決まっています。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) M22の長さは締付け長さに30mmを加える(25mmではない)
2 ◯(正しい) 余長はナット面から1〜6山が合格
3 ◯(正しい) M24の1次締付けトルクは約200N・m
4 ◯(正しい) 120分の1超の傾斜には勾配座金

選択肢1のポイント(ここが誤り)

ボルト長さ=締付け長さ+規定の余長分で標準長さを決めます。

加える値は径ごとに定まり、M22では30mmが標準です。

設問は25mmとしており、規定値と異なり誤りです。

ザックリ言えば、M22は締付け長さ+30mm、ということです。

覚え方

  • M22ボルトは締付け長さ+30mm
  • 余長はナット面から1〜6山が合格
  • M24の1次締付けトルクは約200N・m

一問一答

Q.

M22トルシア形高力ボルトの長さは締付け長さに何mm加えるか。

30mmです。25mmではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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