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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31を解説、鉄骨の建方

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、鉄骨の建方に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 上フランジのスプライスプレート
  2. 混用接合の順序
  3. 補強ワイヤ
  4. エレクションピースの仮ボルト

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

柱の溶接継手を行うとき、エレクションピース(仮接合用の金物)には溶接の力に耐える本締めが必要なんです。

選択肢4は、エレクションピースに使用する仮ボルトを「普通ボルトを全数締め付ける」としていますが、これは誤りです。溶接時の応力に耐えるため、高力ボルトを全数締め付けるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 上フランジのスプライスをはね出して建方を容易に
2 ◯(正しい) 混用接合は高力ボルト先・溶接後
3 ◯(正しい) 建方終了ごとに補強ワイヤを張る
4 ×(誤り) エレクションピースの仮ボルトは高力ボルトを全数(普通ボルトではない)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

一般の建方の仮ボルトは中ボルト等でもよいですが、用途で使い分けます。

エレクションピースは溶接継手の精度確保に重要で、力がかかります。

そのため普通ボルトでなく高力ボルトを全数締め付けます。

ザックリ言えば、エレクションピースは高力ボルト全数、ということです。

覚え方

  • エレクションピースは高力ボルト全数
  • 混用接合は高力ボルト先・溶接後
  • 建方終了ごとに補強ワイヤ

一問一答

Q.

エレクションピースの仮ボルトは普通ボルトか高力ボルトか。

高力ボルトを全数締め付けます。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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