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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.61を解説、品質マネジメントの用語

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.61 は、JIS Q 9000の用語の定義に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 品質保証
  2. 品質
  3. レビュー
  4. 欠陥

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

JISの品質用語では、「レビュー」と「検証」は別物として定義されているんです。

選択肢3は、レビューを「客観的証拠を提示して規定要求事項が満たされていることを確認すること」としていますが、これは検証(verification)の定義誤りです。レビューは、目的の達成に対する適切性・妥当性・有効性を判定する活動を指します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 品質保証は要求事項充足の確信を与える活動
2 ◯(正しい) 品質は本来の特性が要求を満たす程度
3 ×(誤り) レビューは客観的証拠で確認するのは検証でありレビューの定義ではない
4 ◯(正しい) 欠陥は意図・規定された用途の要求を満たさないこと

選択肢3のポイント(ここが誤り)

検証は、客観的証拠により規定要求が満たされていることを確認する活動です。

レビューは、対象が目的に対して適切・妥当・有効かを判定する活動です。

設問はレビューに検証の定義を当てており、用語の取り違えで誤りです。

ザックリ言えば、レビューは適切性の判定・検証は要求充足の確認、ということです。

覚え方

  • 客観的証拠での確認は検証
  • レビューは適切性・妥当性の判定
  • 品質保証は確信を与える活動

一問一答

Q.

客観的証拠で規定要求が満たされたか確認するのはレビューか検証か。

検証です。レビューは適切性などの判定です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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