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平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.62を解説、コンクリートの試験及び検査

平成28年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.62 は、コンクリートの試験及び検査に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 空気量の許容差
  2. 塩化物量の測定
  3. 圧縮強度供試体の採取
  4. マスコンクリートの養生

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

コンクリートの圧縮強度試験は、ばらつきを見るため複数の運搬車(トラック)からサンプルを採るんです。

選択肢3は、1回の圧縮強度推定試験の供試体を「複数の運搬車のうちの1台から同時に3個作成」としていますが、これは誤りです。正しくは異なる3台の運搬車から1個ずつ採取して3個とします。1台からでは品質のばらつきを評価できません。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 空気量の許容差は±1.5%
2 ◯(正しい) 塩化物量は分取試料を各1回測定し平均
3 ×(誤り) 圧縮強度試験の供試体は異なる3台から各1個採取(1台からではない)
4 ◯(正しい) マスコンの圧縮強度推定は標準養生

選択肢3のポイント(ここが誤り)

1回の試験は3個の供試体で行い、平均で強度を判定します。

この3個は異なる3台の運搬車から1個ずつ採取します。

1台から3個では、運搬車間のばらつきが反映されず誤りです。

ザックリ言えば、3台から1個ずつで3個、ということです。

覚え方

  • 供試体は異なる3台から1個ずつ
  • 空気量の許容差は±1.5%
  • 塩化物量は分取試料の平均

一問一答

Q.

1回の圧縮強度試験の供試体3個はどう採取するか。

異なる3台の運搬車から1個ずつ採ります。

平成28年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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