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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.5を解説、鉄筋コンクリート構造

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.5 は、鉄筋コンクリート構造 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 壁板のせん断補強筋比
  2. 柱主筋の断面積比
  3. 床スラブの鉄筋比
  4. 柱梁接合部の帯筋間隔

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

床スラブの鉄筋比は、各方向の全幅について鉄筋全断面積のコンクリート全断面積に対する割合を0.2%以上とするんです。

選択肢3は0.1%以上としていますが、これは誤りです。正しくは0.2%以上です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 壁板のせん断補強筋比は直交各方向それぞれ0.25%以上
2 ◯(正しい) 柱主筋の断面積の和はコンクリート断面積の0.8%以上
3 ×(誤り) 床スラブの鉄筋比は0.2%以上(0.1%は誤り)
4 ◯(正しい) 柱梁接合部の帯筋間隔は原則150mm以下

選択肢3 のポイント(ここが誤り)

スラブのひび割れ・たわみを抑えるため、最小鉄筋量が定められています。

その値が各方向全幅で0.2%以上です。0.1%と取り違えやすいので注意です。

ザックリ言えば、スラブの最小鉄筋比は0.2%、ということです。

覚え方

  • 床スラブの鉄筋比は0.2%以上
  • 壁のせん断補強筋比は各方向0.25%以上
  • 柱主筋はコンクリート断面の0.8%以上

一問一答

Q.

床スラブの全幅に対する最小鉄筋比はいくつか。

0.2%以上です。0.1%は誤りです。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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