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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.52を解説、建設工事の記録等

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.52 は、建設工事の記録等 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 承認・協議事項の記録
  2. 試験検査の記録
  3. 打合せ記録の保存期間
  4. 完成図の保存期間

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

発注者との打合せ記録は、元請が引渡しの日からその目的物の保存に応じた期間(おおむね10年でなく、定められた期間)保存しますが、設問は保存の起算・期間の設定が不適当なんです。

選択肢3は打合せ記録を「交付の日から10年間保存」としていますが、これは誤りです。保存期間・起算点の設定が不適当で、正しくは引渡しの日を起算とする所定期間です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 承認・協議事項は双方確認し工事監理者へ提出
2 ◯(正しい) 試験検査は適合性を証明する資料を添えて記録
3 ×(誤り) 打合せ記録の保存起算・期間が不適当
4 ◯(正しい) 完成図は引渡しの日から10年間保存

選択肢3 のポイント(ここが誤り)

工事記録の保存期間は、起算点(交付か引渡しか)と年数が定められています。

打合せ記録の起算・期間の設定が他の規定と整合せず不適当とされています。

ザックリ言えば、保存の起算と年数を取り違えない、ということです。

覚え方

  • 完成図は引渡しの日から10年間保存
  • 試験検査は適合性証明資料を添える
  • 承認・協議は双方確認して提出

一問一答

Q.

完成図の保存期間の起算点はいつか。

目的物の引渡しの日からで、10年間保存します。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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