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平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.61を解説、品質管理における検査

平成29年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.61 は、品質管理における検査 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 受入検査の目的
  2. 中間検査の目的
  3. 抜取検査が適する場合
  4. 検査の定義

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

抜取検査は、ロットの一部を調べて合否を判定する検査で、不良率が安定して低く、破壊検査などで全数できない場合に適するんです。

選択肢3は「継続的に不良率が大きく修正が必要な場合に行う」としていますが、これは誤りです。不良率が大きい場合はむしろ全数検査が必要です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 受入検査は一定品質のものを工程に流すため
2 ◯(正しい) 中間検査は不良ロットを次工程に渡さないため
3 ×(誤り) 抜取検査は不良率が大きい場合は不適(記述は誤り)
4 ◯(正しい) 検査は測定・試験等による適合性評価

選択肢3 のポイント(ここが誤り)

抜取検査は一部を調べて全体を推定するため、不良率が安定して低いロットに向きます。

不良率が大きく安定しない場合は、抜取りでは見逃しが多くなり全数検査が必要です。

ザックリ言えば、不良が多いなら全数検査、ということです。

覚え方

  • 抜取検査は不良率が安定して低い場合に適する
  • 不良率が大きい場合は全数検査
  • 受入検査は工程に良品を流すため

一問一答

Q.

不良率が大きく安定しないロットに抜取検査は適するか。

適しません。全数検査が必要です。

平成29年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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