ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 平成30年
  5. > No.14 建築用シーリング材

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.14を解説、建築用シーリング材

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.14 は、建築用シーリング材 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 弾性シーリング材の定義
  2. 塑性シーリング材の定義
  3. シリコーン系シーリング材
  4. ポリウレタン系シーリング材

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

ポリウレタン系シーリング材は耐熱性・耐候性がやや劣り、紫外線にさらされる金属パネル等には不向きなんです。

選択肢4は、ポリウレタン系を耐熱性・耐候性に優れ、金属パネルや笠木の目地に用いるとしていますが、これは誤りです。ポリウレタン系は耐候性が劣り、紫外線の当たる外部露出部には適さないんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 弾性シーリング材は応力がひずみにほぼ比例する
2 ◯(正しい) 塑性シーリング材は応力がムーブメント速度に比例し停止で素早く緩和
3 ◯(正しい) 高モジュラス形シリコーン系は耐熱・耐寒に優れ水まわりに用いる
4 ×(誤り) ポリウレタン系は耐候性が劣り金属笠木等の露出部に不向き

選択肢4のポイント(ここが誤り)

ポリウレタン系は接着性がよく目地に多用されますが、紫外線で劣化しやすい弱点があります。

そのため外部に露出する金属笠木やパネル目地には、耐候性に優れるシリコーン系等を使います。

ザックリ言えば、ウレタンは日に弱い、ということです。

覚え方

  • ポリウレタン系=耐候性が劣り露出部に不向き
  • シリコーン系=耐熱・耐候に優れ水まわり・ガラスまわり
  • 弾性=応力がひずみに比例

一問一答

Q.

紫外線が当たる金属笠木の目地に、ポリウレタン系シーリングは適するか。

適しません。耐候性が劣るためシリコーン系等を用います。

平成30年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>