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平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.27を解説、型枠の設計

平成30年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.27 は、型枠の設計 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 型枠重量の固定荷重
  2. 合板せき板のたわみ計算
  3. 各部材の許容変形量
  4. 支保工以外の許容応力度

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

合板せき板のたわみは、安全側に評価するため、単純支持として計算した値を用いるのが基本なんです。

選択肢2は、合板せき板のたわみを単純支持と両端固定の平均値とするとしていますが、これは誤りです。たわみは安全側の単純支持で計算した値を用いる。平均をとると過小評価になるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 固定荷重計算の型枠重量は0.4kN/m2とする
2 ×(誤り) せき板のたわみは単純支持で計算した値を用いる(平均値は誤り)
3 ◯(正しい) 各部材の許容変形量は2mm以下を目安
4 ◯(正しい) 支保工以外の材料の許容応力度は長期と短期の平均値とする

選択肢2のポイント(ここが誤り)

せき板は実際には連続して支えられますが、計算上は安全側に単純支持とみなします。

単純支持は両端固定よりたわみが大きく出るので、その値で設計すれば安全です。平均をとると危険側になります。

ザックリ言えば、たわみは大きめに出る単純支持で見る、ということです。

覚え方

  • せき板のたわみは単純支持で計算(安全側)
  • 型枠重量=0.4kN/m2
  • 各部材の許容変形量は2mm以下

一問一答

Q.

合板せき板のたわみは、単純支持と両端固定の平均値でよいか。

よくありません。安全側の単純支持で計算した値を用います。

平成30年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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