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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.8を解説、積載荷重

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.8 は、床の構造計算における積載荷重に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 店舗の売り場の積載荷重
  2. 固定席集会室の積載荷重
  3. 倉庫業の倉庫の積載荷重
  4. 百貨店屋上広場の積載荷重

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

倉庫業を営む倉庫の床は、重い物品を高く積むため、積載荷重を大きくとる必要があります。実況に応じても3,900 N/m²を下回ってはならないと定められています。

選択肢3は2,900 N/m²としていますが、これは小さすぎて誤りです。倉庫は他用途より大きい荷重を見込むんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 店舗の売り場は2,900 N/m²とすることができる
2 ◯(正しい) 固定席の集会室は2,900 N/m²とすることができる
3 ×(誤り) 倉庫業の倉庫は3,900 N/m²以上(2,900は誤り)
4 ◯(正しい) 百貨店の屋上広場は2,900 N/m²とすることができる

選択肢3のポイント(ここが誤り)

積載荷重は用途ごとに最低値が定められています。人が集まる場所より、重量物を保管する倉庫のほうが大きい値になります。

倉庫業を営む倉庫は床用で3,900 N/m²以上です。たとえ実況が小さくても、この値を下回ってはいけません。

ザックリ言えば、倉庫はとにかく重い、だから他用途の2,900より大きい3,900ということです。

覚え方

  • 倉庫業の倉庫(床用)は3,900 N/m²以上
  • 店舗売り場・集会室(固定席)・屋上広場は2,900 N/m²
  • 用途で最低値が決まる

一問一答

Q.

倉庫業を営む倉庫の床の積載荷重は、実況が小さくても下回ってはならない値はいくらか。

3,900 N/m²です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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