ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和2年
  5. > No.57 品質管理

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.57を解説、品質管理

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.57 は、品質管理に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 計画段階と施工段階の検討
  2. 作業標準の作成と管理
  3. 検査の強化と工程最適化
  4. 管理レベルと緻密さ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も適当な記述)

品質管理の基本は、まず作業標準(やり方の基準)を定め、その通りに行われているかを管理することです。標準どおりに作業すれば、安定した品質が得られるんです。

選択肢2はこの考え方そのもので最も適当な記述です。他の3つは、検査偏重や、計画より施工段階重視など、品質管理の原則から外れているため不適当です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 品質管理は計画段階での検討がより重要(施工段階重視は不適当)
2 ◯(正しい) 作業標準を作成し標準どおり行われているか管理するのは正しい
3 ×(誤り) 検査の強化より工程(プロセス)の最適化が優れた品質管理
4 ×(誤り) 管理は品質目標のレベルに応じて行う(一律に緻密化は不適当)

選択肢2のポイント(ここが誤り)

品質は検査で作り込むのではなく、工程(プロセス)の中で作り込みます。

そのために作業標準を定め、誰がやっても同じ手順で作業できるようにし、標準どおり行われているかを管理します。これが品質管理の王道です。

ザックリ言えば、標準を決めて守らせる、これが品質管理の基本ということです。

覚え方

  • 品質は作業標準を守って工程で作り込む
  • 検査より工程の最適化
  • 計画段階での検討が重要

一問一答

Q.

優れた品質管理は検査を厳しくすることと工程の最適化のどちらを重視するか。

工程(プロセス)の最適化です。

令和2年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

Topへ >>