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令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.70を解説、酸素欠乏危険作業

令和2年度 1級建築施工管理技士 学科試験 No.70 は、酸素欠乏危険作業における事業者の責務に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 酸素欠乏危険作業主任者の選任
  2. 特別教育の実施
  3. 酸素濃度測定記録の保存
  4. 換気で保つ酸素濃度

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

酸素欠乏危険場所では、換気により空気中の酸素濃度を18 %以上に保つことが定められています。

選択肢4は酸素濃度を15 %以上に保つとしていますが、これは低すぎて誤りです。正しくは18 %以上です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 酸素欠乏危険作業主任者を技能講習修了者から選任する
2 ◯(正しい) 従事者に酸素欠乏危険作業に係る特別教育を行う
3 ◯(正しい) 酸素濃度測定の記録は3年間保存する
4 ×(誤り) 換気で酸素濃度を18%以上に保つ(15%以上は誤り)

選択肢4のポイント(ここが誤り)

空気中の酸素濃度は通常約21%です。これが下がると酸欠の危険が高まります。

酸素欠乏症等防止規則では、危険場所で換気により酸素濃度を18%以上に保つよう定めています。15%まで下がるとめまいや意識障害の危険域です。

ザックリ言えば、酸欠場所は18%以上をキープ、15%では危険ということです。

覚え方

  • 酸欠場所は換気で酸素18%以上を保つ
  • 作業主任者は技能講習修了者
  • 測定記録は3年間保存

一問一答

Q.

酸素欠乏危険場所で換気により保つべき酸素濃度はいくら以上か。

18%以上です。

令和2年 1級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度 1級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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