ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 1級建築施工管理技士
  4. 令和4年
  5. > No.18 空気調和設備

令和4年度 1級建築施工管理技士 No.18を解説、空気調和設備とCAV方式

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.18は、空気調和設備に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 空気調和機の構成
  2. 冷却塔の冷却原理
  3. 二重ダクト方式
  4. CAV方式の風量制御

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

CAV方式は風量を一定に保ち、温度を変えて負荷変動に対応する方式なんです。風量を変えるのはVAV方式です。

選択肢4はCAV方式を負荷変動に対して風量を変える方式としていますが、それはVAVの説明で誤り、正しくはCAVは風量一定(定風量)方式です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 空気調和機はエアフィルタ・冷却器・加熱器・加湿器・送風機等で構成
2 ○(正しい) 冷却塔は冷却水を空気に直接接触させ気化熱で冷却する
3 ○(正しい) 二重ダクト方式は温風と冷風を混合ユニットで調整して吹き出す
4 ×(誤り) CAVは定風量方式。風量を変えるのはVAV方式

選択肢4はCAV方式を風量を変える方式とした点が誤りで、CAV(定風量)方式は風量を一定に保ち温度で調整します。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

単一ダクト方式には、定風量のCAVと変風量のVAVがあります。名前のとおり、Constant Air Volume(CAV)は風量が一定です。

CAVは送る空気の量を変えず、吹き出す空気の温度を変えて負荷の増減に対応します。これに対しVAV(変風量)は温度を一定にして風量を増減させます。

ザックリ言えば、風量を変えるのはVAV、温度を変えるのがCAVということです。問題文はCAVに風量を変えると書いており、VAVと取り違えているため誤りなんです。

覚え方

  • CAV=定風量(風量一定・温度で調整)
  • VAV=変風量(風量を変える)
  • 冷却塔は気化熱で冷却水を冷やす

一問一答

Q.

CAV方式は負荷変動に対して何を変えて対応するか。

風量は一定のまま、吹き出す空気の温度を変えて対応します。風量を変えるのはVAV方式です。

令和4年 1級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和4年 1級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>