令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.33は、セメントモルタルによる壁タイル後張り工法に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 密着張りは2度塗りとし上から下に数段置きに張る |
| 2 | ○(正しい) | モザイクタイル張りは2度塗りで1層目はこて圧をかける |
| 3 | ×(誤り) | 改良積上げ張りはタイル裏面に塗る。下地面に塗るは誤り |
| 4 | ○(正しい) | 改良圧着張りは下地面へ2度塗りし合計塗り厚を所定値とする |
選択肢3は改良積上げ張りの張付けモルタルを下地モルタル面に塗り付けるとした点が誤りで、改良積上げ張りはタイル裏面に塗って張り付けます。
後張り工法は、張付けモルタルをどこに塗るかで工法が分かれます。下地面に塗るのが圧着張り系、タイル裏面に塗るのが積上げ張り系です。
改良積上げ張りは、その名のとおりタイルの裏面に張付けモルタルを塗り、下から積み上げるように張っていく工法です。下地面に塗るのは改良圧着張りなどで、工法の説明が入れ替わっています。
ザックリ言えば、改良積上げ張りはタイル裏に塗る、ということです。問題文は下地面に塗るとしており、工法を取り違えているため誤りなんです。
改良積上げ張りの張付けモルタルはどこに塗るか。
タイルの裏面に塗ります。下地面に塗るのは改良圧着張りで、工法が違います。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
改良積上げ張りは、タイル裏面に張付けモルタルを塗ってから下地に張る工法で、塗り厚は7〜10mm程度。下地面に塗るという記述は工法の説明として違うんです。
選択肢3は改良積上げ張りを下地モルタル面に塗り付けるとしていますが、改良積上げ張りはタイル裏面に塗る工法のため誤り、正しくはタイル裏面に張付けモルタルを塗るわけです。