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令和4年度 1級建築施工管理技士 No.50を解説、労働災害と重大災害の定義

令和4年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.50は、労働災害に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 労働者の定義
  2. 強度率の意味
  3. 重大災害の定義
  4. 物的災害の扱い

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

労働災害は、労働者が業務に起因して負傷・疾病・死亡することをいい、物的損害だけのものは含まれないんです。

選択肢4は労働災害に物的災害も含まれるとしていますが、労働災害は人の被災を指すため誤り、正しくは物的災害だけのものは含まないわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 労働者とは事業に使用され賃金を支払われる者
2 ○(正しい) 強度率は1000延労働時間当たりの労働損失日数の割合
3 ○(正しい) 重大災害は一時に3名以上が業務上死傷・罹病した災害
4 ×(誤り) 労働災害は人の被災を指す。物的災害を含むは誤り

選択肢4は労働災害に物的災害も含まれるとした点が誤りで、労働災害は労働者の負傷・疾病・死亡を指し、物的損害のみのものは含みません

選択肢4のポイント(ここが誤り)

労働災害とは、労働者が業務に起因して負傷したり、病気になったり、死亡したりすることをいいます。あくまで人の被災を対象とする概念です。

機械や設備が壊れただけ、物が損傷しただけといった物的損害は、人の被災を伴わなければ労働災害には含まれません。

ザックリ言えば、労働災害は人の災害ということです。問題文は物的災害も含むとしており、定義として誤りなんです。重大災害が一時に3名以上という点も合わせて押さえておきましょう。

覚え方

  • 労働災害は人の被災(物的損害のみは含まない)
  • 重大災害=一時に3名以上
  • 強度率=1000延労働時間当たりの損失日数

一問一答

Q.

物が損傷しただけの物的災害は労働災害に含まれるか。

労働災害は労働者の被災を指すため、人の被災を伴わない物的損害のみのものは含まれません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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