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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.19を解説、消火設備の種類と特徴

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.19は、不活性ガス消火設備・開放型スプリンクラー・泡消火設備・屋外消火栓設備の特徴を問う問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 不活性ガス消火設備の消火原理
  2. 開放型スプリンクラーの一斉散水のしくみ
  3. 泡消火設備が適する火災と消火効果
  4. 屋外消火栓設備の水源(自己水源か消防車送水か)

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

選択肢4は連結送水管設備の説明であり、屋外消火栓設備の説明ではありません。屋外消火栓は建物の外部に設置された消火栓で、自己水源(配管内の水)を使って消火活動を行う設備です。「消防車から送水」「連結送水口」などの記述は連結送水管の特徴です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 不活性ガス消火設備: CO2等を放出し酸素希釈・冷却効果で消火する
2 ○(正しい) 開放型スプリンクラー: 火災感知装置の作動または手動起動弁の開放で放水区域全体から一斉散水
3 ○(正しい) 泡消火設備: 低引火点の油類の火災に適し、主に泡による窒息効果で消火する
4 ×(誤り) 記述の内容は屋外消火栓ではなく連結送水管設備の説明。屋外消火栓は配管内水源で消火する設備

選択肢4の「散水ヘッドを消火活動が困難な場所に設置し、地上階の連結送水口を通じて消防車から送水して消火するもの」という記述は、連結送水管設備の説明です。屋外消火栓設備の説明ではありません。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

屋外消火栓設備は、建物の外部に消火栓を設け、建物自体の配管設備(自己水源)から水を供給して消火する設備です。消防隊員がホースを接続して使うわけです。

問題文の「散水ヘッドを設置し、消防車から送水して消火する」は、連結送水管設備の説明なんです。屋外消火栓設備として述べている点が誤りです。

ザックリ言えば、水源が建物の配管なら屋外消火栓、消防車の送水なら連結送水管、ということです。

覚え方

  • 違いは水源。屋外消火栓=自己水源、連結送水管=消防車送水
  • 不活性ガス消火設備は酸素希釈+冷却で消火(電算機室向き)
  • 開放型スプリンクラーは感知・手動で放水区域に一斉散水
  • 泡消火設備は窒息効果で油火災に有効

一問一答

Q.

「散水ヘッドを設置し、地上階の連結送水口を通じて消防車から送水して消火する」という設備は何か。

連結送水管設備です。屋外消火栓設備の説明ではありません。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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