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令和6年度 1級建築施工管理技士 No.29を解説、木質軸組構法の接合規定

令和6年度 1級建築施工管理技士 第一次検定 No.29は、木質軸組構法のアンカーボルト・ラグスクリューの施工規定を問う問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. アンカーボルトのナットからのねじ山の出し量
  2. ラグスクリューの締め付け方法
  3. ラグスクリューの先孔の径
  4. 接合金物ボルトの締め付け加減

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが誤っている記述)

ラグスクリューのスクリュー部の先孔の径は、スクリュー径の60〜65%程度が正しい値です。「スクリュー径+2mm」という記述は誤りです。先孔が大きすぎると引き抜き力が低下します。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) アンカーボルトのねじ山がナットの外に3山以上出るようにした
2 ○(正しい) ラグスクリューはスパナを用いて回しながら締め付けた
3 ×(誤り) ラグスクリューの先孔径: スクリュー径の60〜65%程度が正しい。「スクリュー径+2mm」は誤り
4 ○(正しい) 接合金物のボルトは座金が木材へ軽くめり込む程度に締め付けた

選択肢3の「スクリュー径の+2mm」という記述が誤りで、ラグスクリューのスクリュー部先孔径はスクリュー径の約60〜65%程度が正しい値です。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

ラグスクリューは木材を鋼材等に接合するねじです。先孔(下穴)が小さすぎると木材が割れ、大きすぎると引き抜き力が低下します。

適切な先孔径はスクリュー径の60〜65%程度です。問題文の「スクリュー径+2mm」では先孔が大きすぎて引き抜き力が落ちるため誤りなんです。

ザックリ言えば、先孔はスクリューより細め、ということです。

覚え方

  • ラグスクリューの先孔はスクリュー径の60〜65%程度(+2mmは誤り)
  • ラグスクリューはスパナで回して締める(打込みは不可)
  • アンカーボルトはナットから3山以上ねじ山を出す
  • 接合金物ボルトは座金が軽くめり込む程度に締める

一問一答

Q.

ラグスクリューのスクリュー部の先孔径はスクリュー径の何%程度か。

スクリュー径の60〜65%程度です。「スクリュー径+2mm」という記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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